総合解体Dismaniting
私たちのその時代時代の繁栄を支えてきた数々の施設。今、その役目をおえて新しく生まれ変わります。
リサイクルの促進や高度処理技術の導入等により焼却処分しなければならない量を最小限にしたとしても、当面はゼロを実現することはできません。焼却処理施設の運営に当たっては法律等に基づき厳正な審査・指導を受けるとともに、積極的に近隣の皆様への情報提供とコミュニケーションに努めてまいります。 もし、焼却処理施設が不足した場合には、不法焼却などの不適正処理の多発や処理コストの高騰など、皆様の生活や企業の生産活動に対し、深刻な影響を及ぼすことが予想されます。私たちは、県の関係部局はもちろん、市町村、地域住民、排出事業者等の意見を幅広く反映させながら、具体的なマスタープランを作成し、環境マネージメントシステムの継続的維持・改善を図り、地域環境保護と環境汚染予防に取り組んでいます。
環境ホルモン
体内に取り込まれると、ホルモンと同じような働きをしたり、性ホルモンの働きをしたりする化学物質をさします。正式名称は「外因性内分泌かく乱物質」 ゴミの焼却によって発生するダイオキシンやプラスチックの原材料のビスフェノールAなど、67種が疑われています。
動物実験では、オスがメス化するとの報告があるほか、人間の精子の減少の原因との指摘もあり、因果関係が明らかになっているのは、アメリカの化学工場がたれ流した農薬(有機塩素系殺虫剤)などによってワニの生殖器が小さくなった例と、有機スズ化合物でメスの巻き貝にオスの性器が生じたことが有名です。また化学物質を取得した個体だけでなく、世代を超えて影響を及ぼす恐れがあるといわれています。
ダイオキシン
ダイオキシンは塩素を含む有機化合物で、急性毒性が強く、サリンの2倍もあり、わずか85gで100万人を殺傷できると言われています。また発ガン性や催奇性などの毒性があり、代表的な環境ホルモンでもあり、胎児に及ぼす害作用や不妊をおこす子宮内膜症の原因と疑われています。
このダイオキシンは塩素を含むプラスチック類などの燃焼によって生成され、ゴミ焼却炉からの排出が極めて多く、特に低温で燃焼すると発生量がさらに多くなります。私たちの二次処理プラントでは、800℃以上で燃焼させ、ダイオキシンの発生を極力減らす新しい焼却炉が完成し稼動しています。
中間処理施設
日本の経済発展を支えたと言われる建設産業は膨大な建設廃棄物を生み出してきました。建設廃棄物は木、紙、金属等さまざまなものを含む混合廃棄物です。現在、リサイクルの対象になっているのはコンクリートガラ、アスファルト、木屑等です。そのほとんどが路盤材、その他の建設資材及び埋め戻し資材としてリサイクルされています。
溶融炉(処理能力 190kg/h)、焼却炉(処理能力 16t/日)
プラスチック類、紙類、木屑類、繊維類、ゴム類、ガラス・陶器類(処理能力 32t/日)
荒選別を行い、減容器にて体積の減少措置を取り減容選別施設にて選別し、燃料として再生したり、残りは焼却かまたは埋め立て処理を行います。
瓦礫類(処理能力 100t/日):搬入を行い1次、2次、3次と破砕処理を行います。最終的には選別を行い再生工程へと進みます。
石膏ボード(処理能力8t/日):搬入を行い破砕機にかけ、紙を取り除き石膏を分別します。焼却か溶融か埋め立てを行います。
木屑・紙くず・ダンボール・繊維くず(16t/日):繊維くずは焼却かまたは溶融を行い、木屑に関してはチップ工場にて再利用を行うか、選別します。
金属類(処理能力60t/日):荒選別にて選別を行い破砕・減容化をします。